鯛ラバージグの作り方  

鯛ラバーで好釣果を上げる為には、色々な条件が必要ですが、その日、その場に合ったラバージグを使う事は重要な条件の一つです。特に尻尾と針の部分が重要でラバーの色合いや、釣り方に合った針セッティングなどは市販品では十分とは言えません。またラバーや針は消耗品で交換が必要なパーツですから是非、自作に挑戦して下さい。

私が使用しているラバージグの見本展示やサンプル商品の販売をオーシャン里庄店(TEL 0865-64-2256)で行っています。ラバーパーツも色々販売しているので見に来て下さい。

(ハリミツ社ラバラバヘッド単品のサンプル出荷は出来ませんでした。)

VS玉(単品)サンプル商品をオーシャン里庄店で販売しています。

 

ラバーセット、フックは付属していません。

 

ラバーセット、フックは付属していません。

VS玉スタンダードカラー、6色

VS玉メタルフレーク、2色

 15号600円/18号650円

 15号700円/18号750円

VS玉(無駄な揺れや動きが少なくVSアクションの追従性に優れています)

サンプル商品

VS玉,ラバラバ用ラバーセット

サンプル商品

ビンビン玉用ラバーセット 

 

ビンビン玉の改造

ビンビン玉の改造

ラバラバの改造

ラバラバの改造

 

 

1、尻尾の作り方

尻尾の制作に必要なパーツは釣り具店で、工具はホームセンターで入手出来ます。私が使用している、パーツや工具を図にしていますので参考にして下さい。掲載している尻尾はビンビン玉やラバラバなどに取り付ける事が出来る他にも、フックアイの形状が似ている物に取り付け可能で、釣り場での交換も簡単に出来ます。

1   

尻尾の制作に必要な工具は左からプラスチック用ニッパー、ロータリーカッター、千枚通、定規、カッターマットです。

 2 ラバーシートはシリコンゴム製が強度、加工性に優れています。図はカンジインターナショナル社の製品です。
3  ラバーパーツは各社より様々な色合いの製品が出ています。図は株ガイア社製の製品です。
 4 ラバーパーツは各社より様々な色合いの製品が出ています。図は株ガイア社製の製品です。
 5 ラバーパーツは各社より様々な色合いの製品が出ています。図は株ガイア社製、オフト社製、deps社製、DUEL社製などの製品です。
 6 ラバーパーツは各社より様々な色合いの製品が出ています。図はオフト社製、reins社製の製品です。
 7 ラバーパーツは各社より様々な色合いの製品が出ています。図はガマカツ社製の製品です。
 8 ラバーを束ねるチューブはシリコンゴムチューブが柔軟性が良く使いやすいです。ホームセンターで入手出来ます。(オーシャン里庄店にも有ります。)

尻尾の制作手順を図により説明します。

 1 

初めにラバーシートをロータリーカッターで切ります。幅は8〜3mmぐらいを目安に2,3種類用意し、3色以上準備します。長さは束ねた後、最後に調整し切ります。 
2  カットした物の先端をニッパーで整形します。
 3 ネクタイ部分が出来ました。
 4 色合いを考えて、ネクタイやシリコンファイバーを組み合わせます。このとき先端を揃えておきます。
 5 容器に水を入れ洗剤を1,2滴入れます。洗剤を入れるとシリコンラバーが水を弾かなくなりチューブに通し易く成ります。入れすぎに注意。
 6 シリコンチューブを切り、テグスを通しておきます。
 7 千枚通を使いラバーが崩れない様に持ちます。
 8 先ほどの水につけます。束がまとまると同時にスベリが良くなりチューブに通し易くなります。
  9 先ほどのテグスの輪に束を通しテグスを引きます。
10 テグスを引きシリコンチューブに通します。
11  ラバーの長さを調整し出来上がり。

 

2、針の結び方

針は鯛に接する大事な部分です。私が使用している針を図にしていますので参考にして下さい。ここに紹介の物は鯛ラバージグの針として重要な掛り、保持力にそれぞれの特徴が有ります各自の釣り方に合わせ選んで下さい。いずれも強度は実証ずみです。

    針の種類、特徴        針の号数表
 種類 

   オーナー閂真鯛X

   オーナーPE真鯛

ササメYAIBA-X喰わせ真鯛

        真鯛の大きさ
 掛り  掛り難い     中間  掛り易い   〜39cm      40cm    50cm    60cm   70cm〜 
 保持力  外れ難い    中間  外れ易い  10号    ○   ○   △   △   ×
 耳  大きい    大きい  普通  11号   △   ○   ○   ○   △
 色  銀    紫  赤  12号   △   △   ○   ○   ○
          13号   ×   △   △   ○   ○

     
 左から閂真鯛X、PE真鯛、喰わせ真鯛  左から閂真鯛X、PE真鯛、喰わせ真鯛  針の制作に必要な工具は左からプラスチックニッパー、小型ペンチ、指抜き、千枚通です。

針の結び方を図により説明します。使用してる糸はシーハンター(よつあみ製)10号です。糸も数種類試しましたが、シーハンター10号が適度な腰が有りもつれ難く強度にも余裕が有ります。(ただし結び方に慣れるまでは8号の方が締まり易く、特に耳の大きく無い針は8号の方が良いでしょう。)

 1  左手(利き手の反対)に針を持ち糸を添え輪を作ります。 
 2 糸先側を上に向け針軸に沿わせます。
 3 出来た輪の糸先側の糸を、針軸、糸2本を一緒に巻きつけて行きます。
 4 3回巻きつけます。
 5

本線側の糸を引き輪を締めて行きます。
 6 結び型が崩れない様にゆっくり締めます。更に締めると本線と糸先が巻きの中で交差します。
 7 本線の位置を針軸の内側に合わせペンチで糸先を掴み強く締めます。
 8 ペンチで針を掴み本線を強く引き針耳に結びを付けます。

   9

糸先を1.5mm残しカットします。糸を15〜18cmに切り、2つ目の針を結びます。
10 結びを締める時は指抜きをして下さい。
11 糸を二つ折にし乳輪を作ります。
12 糸の長さを調整します。
13 千枚通と、ペンチを使い乳輪を締めます。
14 完成。
15 ビンビン玉用は金具を取り付けます。
16 フックアイに取り付け完成。

 

3、ヘッドの作り方

ヘッドは市販の鯛鉛を使い製作する事が出来ますが、有る程度の技術を必要としますので簡単に説明します。手先に自信の方は挑戦して下さい。

1    天秤用SUS針金1.2mmを図の様に曲げる。 
  鯛鉛の穴を広げる。
3    曲げた針金を通す。
   通した針金を切り図の様に曲げる。
  継なぎ目を鉛の穴に入れる。
  鉛の頭を叩いて整形し針金を固定する。
7    塗装して完成。

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