竜宮城通信                     

新製品情報  現在手配中、入り次第、実戦テスト感想をお伝えします。乗船の御客様はテスト出来ます。

鯛ラバには65HB-SMTをお奨めします。タチウオには64B-3。ハマチには66XHB、66XXHBをお奨めします。




メバルサビキはハリス0.8号を使用するのでSタイプ300がお奨めです。
道糸PE0.4号と錘20号の組み合わせで水深35mまでKoです。
錘を軽くすれば、今まで解らなかった小さな当たりも解りますし、1日楽に竿を持てます。その為にも道糸はPE0.4号を使用して下さい。


PE0.4号で10m色分け+1mマーキング付の糸です。100m有れば十分なので2つに分けて使えます。
リョウガ2000#なら、今使用中の糸の上に0.4号100mを重ね巻しても、1mm程度の厚さで収まります。




第7話 「超真鯛スペシャル」 平成二十四年 六月 二十五日

 今シーズンはコソコソと小さい当たりが多く、ガツガツと鯛らしい当たりが少なく、針に掛ける事が難しい状況が続いて居ます。皆さんカラーチェンジや奇抜なネクタイなどを試していますが、効果は有りません。当たりが小さい時は派手な物、奇抜な物は当たりが減る傾向がハッキリしています。こんな時、釣るための一番は時合が来るのを辛抱強く待つ事なのですが、御客様も船長もストレスが溜まります。
 辛抱の後やっと来た当たりを確実に物にする為に、私が四年間、汗とバラシの末 造り上げた「超真鯛スペシャルカブラ」を是非御試し下さい。当たりが有れば超高確率で仕留める事が出来ます。当たりが有るまで一日交換せず使い続けて下さい。きっと超真鯛の強引を味わう事が出来ます。
ここで御乗船下さる御客様に「超真鯛スペシャルカブラ」の秘密をちょっとだけ教えます。
1、特殊形状の○○○○で曳けばベイトの様な○○がする。
2、○○○○と○○○○の黄金比率で針をめがけて喰いつく。
3、○○巻をすると7、8割の確率でヒラマサ針が○○の中に掛るので、超高確率で取り込み可能。
鯛を釣って喜びたい御客様は出航前に船長へ申し付け下さい。なお手作りで少量しか出来ないので、当日必要数のみで御容赦下さい。


第6話 「今週は冷えて来ました防寒装備の点検を」 平成二十三年 十一月 九日
 今週は冷えて来ました防寒装備の点検時期が来ました。船釣りでは常に風を受けた状態で歩き回る事が少なく寒さが堪えますが、特に足元の冷えは辛く感じます。私が昨シーズンより使用している防寒防水ブーツは9mm厚のフェルトインナー付 -40℃仕様で、とても暖かくてお奨めです。近くに取扱い店が無いのでnet通販に成ります。「SOREL」で検索すると見つかります。
 品番は1964 Premium CVTがお奨めです。皮製のブーツは海水で使用すると固くなります。カリブーは少し重く靴底が雪上仕様で突起が有るので船上では滑り易いです。使用後は中のフェルトインナーを取り出しよく乾燥させて下さい。
購入時はサイズ表示がUSAなのでcm表示を確認して下さい。通常の靴サイズより1.5〜2cm大きい物を選ぶと良いでしょう。


第5話 「魚雷春告魚攻略兵器準備中」 平成二十三年 十一月 一日
 竜宮城通信しばらくお休みしていましたが、極秘活動をしていました。今シーズンのメバルポイント調査をしたり、魚雷春告魚攻略兵器の開発を行っています。秘密兵器は試作、水中試験を何度も繰り返しようやくプロトタイプの仕様が決定したので、今日 兵庫の山中で最終打ち合わせを行い、来年1月に実戦配備出来る様に手配しました。この他にも秘密兵器の実戦配備に向け現在 実地訓練中です。
秘密兵器の映像です。


第4話 「合わせの極意」 平成二十三年 八月 十一日

 台風通過後、無敵軍団襲来以降も好調に当たりが有りますが、合わせ損ないや、針外れで悔しい思いを連日 皆さんしています。多い人で10〜15回、少ない人でも5回以上、強い当たりが来るのですが、取り込めているのは1、2枚が平均です。しかし中には合わせのコツを掴み4、5枚と仕留めて帰る人もいます。合わせ損ないには、

  1. 強い当たりがいきなり来るので即合わせをしてしまう。
  2. 小さくコツンの後、強い当たりが来ると即合わせをしてしまう。
  3. 竿が下がっているので強い当たりを弾いてしまう。
  4. 強い当たりがいきなり来るので、ハンドルを強く回してしまう。
  5. 強い当たりがいきなり来るので、ハンドルが止まる。などなど。

1〜4は何れも早合わせが原因ですが、何故早合わせはダメなのでしょうか?。それは巻き上げに当たる時は必ず鯛が こちらを向いているからです。いくら針に喰い付いて居ても、こちら向きの時 合わせても針掛りし難く、掛っても外れ易く成ります。当たっても巻き続け、鯛が反転しむこうへ向いた時、合わせると良い場所に針掛り出来ます。しかし相手が来島海峡の超真鯛と成ると簡単では無く、誰もが苦戦しています。皆さんが言うのは、

  1. いきなり竿を持って行ったので、掛ったと思った。
  2. 小さくコツンの後、強い当たりが来たので掛ったと思った。
  3. 強い当たりが来たので掛けてやろうと思い合わせた。などなど。

しかし7割〜8割は空振りに終わり、掛っても殆ど外れます。超真鯛の当たりは石鯛の3段引きの如く、竿が水面に突き刺さる様な引きが3、4回来た後ドラッグが滑り糸が出た時が合わせのタイミングです。しかしここまで待てる人は殆どおらず、どうしても途中で合わせてしまいますし、バラシた後、合わせてやろうと思えば思うほど強当たりに腕が反応してしまいます。

しかし「当たり」は鯛の方から来るもの、一匹づつ当たり方も違います。当たりに際しその瞬間、絶妙な手加減で鯛に反転させる様にさせて、「鯛に合わせさせる」これが合わせの極意です。合せに行くのは自分のタイミングで出来ますが、相手に合わせさせるには、それ以上の経験と技術が必要です。他の海域では経験出来ない強い当たり方をする超真鯛、勝負に勝った時の達成感は格別です。

 

第3話 「無敵軍団襲来」 平成二十三年 七月 二十九日

 台風通過後の7/22,23,24遂に無敵の超真鯛軍団と遭遇!今回は時化が7/18〜20の三日間続いた後の凪の日に遭遇しました。是は超真鯛軍団集結の条件が幾つも揃ったからだと思われます。

  1. 時化が三日間もの間続いたので鯛が時化を避け避難場所に集まった。
  2. 時化が三日間もの間続いたので鯛がその間、餌を食べていない。
  3. 時化が収まり気圧が戻った7/22潮が良く成り大群で餌場に戻って来た。
  4. イカの新子が7/22餌場に大量に流れていた。此れも時化が三日間も続いたので凪の日を待っていたものと思われる。
など台風がもたらした恵みと言えます。今回の超真鯛軍団の特徴は、
  1. 通常は魚探に映らない鯛が浮いた状態で出ていた。
  2. チャリコと50,60upは通常、別の群れで回遊しているが今回は全てのサイズが大群に成っていた。
  3. 三日間とも餌が流れて来る、潮流の一番早い時間帯の間、3時間以上当たり続けた。

などです。此の三日間は船中で当たりが軽く3桁超えで正確な数は不明ですが1人で30回、40回当った方もいました。当たり方の特徴は、

  1. 小さくコッンと最初に当たる。
  2. もぞもそと触る様な当たり方をする。
  3. いきなりガツンと当たる。
  4. 10m以上当たり続けて来る。
  5. フォールでも良く当たる。などなど

要するに何でも有りの状態でしたが三日間を振り返ると有る特徴が見えて来ました。

  1. 当たりの少ない時間帯はゴツゴツと当たり止める事が多い。
  2. 流れ初めはチャリコが多く、流れが速く成ると50,60upが当たり出し、特大も必ず当たる。

この特徴は全てのサイズが大群に成っていた事によるものだと思われますが、何でも有りの当たり方と相まって、釣り人にとっては経験した事のない困難な状況でした。

  1. 当たらない時間にゴツゴツと当たり止められると、掛けてやろうと早合わせに成り。鯛が反転するまで待てなく成る。
  2. 流れ初めにチャリコの当たり方にタイミングを合わせると、流れが速く成り50,60upの強い当たり出した時、早合わせに成る。
  3. 何でも有りの当たり方なので合わせのタイミングが解らなく成る。などなど

この様な状況が続くとイラダチが高まり平常心が失われ普段の釣りが出来なく成り、更にバラシを重ねて行く事に成ります。合わせ損ないの原因を上げると、

  1. 早合わせ。
  2. 竿が下向きに成っているので、当たりの途中で針がスポ抜ける。
  3. カブラのセッティングが悪い。
  4. 竿が硬い。竿ごと持って行かれるので早合わせに成る。当たりの途中で針がスポ抜ける。

また良く当たる時の流速は1.8〜2.5ノット、MAX時速4.6kmでした。この潮流の中を平然と浮いて何時間も泳ぎ回る事の出来る鯛の力の物凄さたるや、猛ダッシュの連続に、狂った様な頭の振り、針は折れたり曲がったり、チモトは切れ、リーダー道糸は切れ、針に掛けても8割、9割バラシてしまいます。 此の超真鯛軍団の対策は現時点では、

  1. セッティングは短針、短ラバー(7月の釣果参照、針は船ヒラマサ13号)
  2. 合わせは、向こう合わせ、鯛にさせる。
  3. ドラッグはやや緩め。(0.8kg)

以前、この様な状況に初めて遭遇した時、御客様が言いました。 「なんぼ〜でも当たるのに、ひ〜も取れんた〜、わやくそな鯛じゃの〜、どげ〜なっとんじゃ〜」 の声に思わず出たのが 「是が来島海峡の超真鯛」 でした。大鯛を超真鯛と言っていますが。強くて強くて、バラしてバラして取れない鯛が、真の超真鯛なのです。超真鯛軍団に逢えるのは幾つもの条件が揃った限られた日です。また出逢う度に当たりや引き方も違い同じ釣り方は通用しません。激しい当たりが何時間も続き、超真鯛に打ちのめされ頭が真っ白に成る、この上無い悔しさ、そして鯛が頭の中をぐるぐる回り眠れない夜。経験した者だけが知る至福の時です。 今年は6月が不調でしたが、7月に入り好調が継続しています。8月、9月も超真鯛軍団と遭遇のチャンスです。皆さんの挑戦を御待ちしています。

 

2話 「名人のアドバイス」 平成二十三年 七月 二十二日

 今日は時化のち凪のビッグチャンス到来、朝ポイントに着くなり魚探に好反応期待の一投目より鯛ゲットしかし、その後ポツリポツリと拾い歩き。相変わらず魚探には好反応が連続、そこで知り合いの釣り名人に電話、なんぼう巻いても当たらんのじゃが どげんしたら ええかの〜。名人いわく、「鯛ラバを落として巻くだけ。女性でも子供でも年配の人でも、是だけで誰でも簡単に釣れます。」との事。わしゃ〜巻いてから落としょ〜たが、順番が逆じゃ〜!それを聞くなり横の御客さん「来た〜!」電話を放り投げ、玉網取ると「あ〜!」しかしその直後、落として巻くだけ「来た〜!」玉網取ると「あ〜!」 名人のアドバイス後、落として巻けば必ず「来た〜!」「あ〜!」当たりが10回、20回、30回、40回・・・・延々3時間、いくらでも来ます。しかし電話を途中で放り投げたので、当たった後のことを聞き忘れてました。名人、アドバイスの続きを教えて下さい。追申ハマチはイッパイ居るのにダメでした。もっと良いアドバイスを御願いします。

第1話 「縁結びの御客様」 平成二十三年 七月 十八日

鯛ラバ・トーナメント、そもそもの始まりは、

ある日、ある所の、ある釣り師が思ったとさ。

竜宮城に行ってメバルを連掛けして〜と思ったとさ。

そして釣り仲間と一緒に船に乗り、はるばる西に出かけたとさ。

寒い日でしたが仲間とにぎやか、メバルも次から次へと連掛け連掛け、凍える手もなんのその、クーラー満タン楽しい一日だったとさ。

帰り道、話しを聞けば中に1人の船長さん、気さくな人でした。

後日ふと電話をすると、「御客さんに喜んでもらう事が何か ね〜かの〜。」 「せ〜なら大会なら どげ〜なかの〜。」 と云う事に成りました。

 そしてファーストさん、笠岡渡船さん、あこうで、鯛ラバ・トーナメントの話しがまとまり、からこと丸さん、さだ丸さんも加わり5遊漁船協同開催と成りました。開催まで短い期間でしたが、協賛メーカーさんに協力頂いたり、それぞれの船長さんが賞品を持ちより、準備しました。次第にどの船長さんも気合が入り、ポイント調査などをし当日を迎えました。港に集まった御客様の熱気に緊張感の中、自分の経験を信じポイントを回りました。終わって見ると、御客様の笑顔の思いでや、新しい仲間が沢山出来、多くの事を学びました。

これも元を辿れば御客様が結んでくれた縁、心から感謝します。また来年を楽しみに1年頑張ります。